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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
読書とネットが趣味という超インドア派。
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実は、もともとどこにやったか曖昧模糊としてた記憶ですが・・・すっかり忘却の彼方となってしまいました。ネタのメモ、どこにやった(汗)
前のPCに放り込みっぱなしのやつはいいとして…ロムやらディスクやら…どこへ。USB新しいのゲットしたからそっちにまとめて移そうとしたら、途端これか。


というわけで、前回アップしていたら大変申し訳ないですが。ダブルパロ、ようやく2部です(別名を本編ともいう…あのエロティシズムをだせない!)
そして、まだまだ序章っぽい。カカサスがかきたい!




というか、書かないとあたいしんでしまうかもしれません。
なぜかと申しますと
あのストラップです。あれがですね、サスケ君が行方不明なんです。(先生はしぶとくあたいにお憑きになっておられます)
あた死んだら、絶対これのせいだ。








あぁ、彼はやはりサスケだったのか。狂喜でも絶望でもなく、その知らせを聞いた時、俺の意識を占領したのは、あっさりとした現実認識であった。
大名家の子息が遊学してくると聞き、アカデミーや火影屋敷は騒然となった。期間は未定。先方の気のすむまで、という条件らしい。そのような適当なものをよく受けたなと揶揄すると、ナルトは、火の国の大学を終了した人間をあっさりと帰すなんてもったいないからと、なかなか堂に入った答えが返ってきた。

千野アオイ
茶の国の大名家、千野家の三男
火の国の大学を終了し、さらなる見聞を深めるために木の葉に遊学

なるほど、額面どおり受け取れば、勉強好きな王子様の優雅な旅行に違いない。しかし、継承権のないに等しい三男であるということを考慮に入れれば、これは自分の価値を高めるための必死のアピールともとれる。実際、アカデミーの人間はそのように考えているものが多く、きっと学者タイプの神経質な人間なのだろうと、まことしやかにささやかれていた。


「はじめまして、木の葉隠の里、里長火影のうずまきナルトです」
「迎え、大義」
先ぶれの老人がよろよろと馬を下りる。いらぬ矜持を死ぬまで抱えて生きることを選んだ生き物を下した馬は、軽くなった背を軽くゆすった。その反動で老人がよろける。さりげなくナルトが受け止めた。謝礼もなく、当たり前のようにナルトに馬の轡を持たせたままゆっくりとした動作で一礼する侍従。なんて茶番劇。
「わが主人は、もうすぐやってこられます。われらは先に宿に向かい、支度をせねばならないので案内を請いたい」
「もちろんだってばよ、俺らはここで到着を待って揃って向う」
「わかりました」
馬を本来の部下に渡すと、しずしずと歩きだした背を一瞥し、ナルトは俺を一度見、それから木の葉への一本道へ視線を戻した。その眼には、最近は見られなくなったなにかが輝いているようだった。

ここで、俺の予想通り、というか俺の想像という名の根拠に基づいた妄想の産物たる、千野アオイという名のサスケの生まれ変わった姿との再会は叶わなかった。急用だとかで、めったと呼び出しの来ない俺が呼び出されたのだ。あわてて行ってみたら、シカマルとサクラが頭を抱えてぶっ倒れていて、本気で山積みされたデータと格闘する羽目に陥ったのだ。
そのため、ナルトが、トオリと会った瞬間のことは又聞きとなってしまった。が、感動の再会シーンを見たやつらは、ナルトが狂ったかと思ったらしい。


ナルトは、籠に乗ったアオイに向かってクナイを投げつけたらしい。人4人に担がれ、まったく動く必要がなく、かつ動くことのできない籠に向かって投げられたクナイは、要人の真横をすり抜け、担ぎ手の手もをとすりぬけたらしい。
あまりの暴挙に周囲が冷え切ったと俺に語った上忍は言っていた。そりゃそうだ。たとえ三男とはいえ、大名家の嫡子、傷でもつけようものなら外交問題となる。それが、里のトップがつけたとなれば、なおさらだ。
『な、なにを!』
『いやぁ、忍びの里に遊学に来るなんてゆー代わりモンの王子様にちょっとした挨拶を』
『挨拶を・・・ではない!こちらのお方はっ!』
あまりの行為にいきり立った従者がナルトに食ってかかろうとしたとき、主人が制止をかけたらしい。
『よい、つまらぬいさかいなど…壕に入っては郷に従え。われらはここで教えを請う身。身を低くし、頭を下げるのは当然であろう』
まさに鶴の一声だった。いきり立っていた従者が静かになる。がらりと、籠の戸があき、重そうな絹の衣装を見事に着こなした少年が出てきたらしい。男は残念ながら、その少年の容姿については、美しい、その一言で、詳しい情報は得られなかった。(むしろ男の口からほとばしったのは、唐物の見事な衣装と手に携えていたという白檀の扇であった)

ただ、ナルトが、にまりとわらったらしいと。それだけは聞き出せた。
それだけで十分だった。

俺の妄想は正しかった。
その少年は、サスケなのだ。

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