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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
読書とネットが趣味という超インドア派。
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就職活動なんつー漢字4文字表記な行動を少しおこしてみました。
そうしたら
ヒールで靴ずれ、知らないおじさんからのおさそい、2年連続親知らず、体調不良(きっと親知らずが噛んでいると思われる)、口内炎(きっと親知らずが…以下略)と他もろもろ・・・ということが1週間ちょっとの間に立て続けに起こりました。あと、前々から言われていた目の下垂のオペもやるみたいです・・・3月はいいことがあるといいなぁ。
アニメナルトのナルトがあんまりいい男でにまにまします。マジで抱かれたい。ナルトのためならダイエットだってやります。あぁ、かっこいい。
お兄様のことをつらつら考えていたらこんなものが。
死にネタです。ご注意を
廊下をゆっくり歩いてこちらに向かってくる。この家の住人は正確には二人だけだから、歩いてくる相手の見当は付いている。あと3,2,1.
がらりと障子が開いた。
「兄さん、食事だから」
一人暮らしをしていた割に、レパートリーは少ないがまともな料理を盆に載せたサスケが立っていた。
愚かなことだ、とツナデ姫は吐き捨てた。サクラは号泣した。ナルトはバカヤロウと詰った。
それでも、兄と二人で生きるとサスケは言った。
兄の死体に魂を呼び戻したサスケに周囲は畏怖と非難を浴びせた。死者を蘇らせるという、かの大蛇丸が用いた(しかも3代目を殺した)術への嫌悪感、サスケの力の強大さ、そしてその狂気とも呼べる盲目さを彼らは危惧した。しかし、サスケを止めることはできなかった。二人は、木の葉の中でも最もはずれにツナデ姫の作った小屋のような結界だらけの家に住むこととなった。
「なんだっていい。兄さんとまたいられるなら」
サスケは目を開けたイタチを抱きしめながらうっとりとそう呟いた。
里としても、最後のうちは直系を失うのは惜しかった。イタチの功績もある。うちは兄弟を『保護』する口実も義務も十分里にはあったのだ。
表向きはナルトからの陳情あってのこととし、彼ら二人は体中にチャクラ封じの呪文を彫りこまれ飼い殺されることが決定した。その決定を、サスケはいっそうっとりとした恍惚とした表情で聞いていた。横で聞いていたナルトがいぶかしんでサスケに、どうした?と問うたほどに。「サスケ?」とナルトは尋ねた。「なにかあったのか?」と。親友として、自分を頼ってほしかったナルトは、横のサスケを覗き込むように見つめた。サスケは笑っていた。
「兄さんと一緒にいられる!二人きりで!これでいい!!」
歓喜に震えた声音は、妖艶であった。女郎蜘蛛がしゃべれたらあんな声で獲物を誘うのだろうと、ナルトが思ったほどには、かつてのサスケの声音からかけ離れた声だった。
それから1年が経った。
サスケとイタチ以外は、だれも住まない地域である。訪れるのはもともと、彼らと交流があった者たちの中でも、特に親しかったものだけであった。ナルト、サクラそれにカカシである。彼らが訪ねていくと、サスケは兄の部屋から出てきて彼らをもてなした。が、イタチは出てこなかった。サスケはなにも言わなかった。だから、3人も何も聞かなかった。
平和、と呼べた。
しかし、その時間は終わった。
その日、カカシは一人で二人の住む家に立ち寄った。アカデミーよりも近かく、また長期任務帰りで、かれこれ1月は顔を見ていなかったため、茶の1杯も飲んで行こうと思ったのである。サスケは突然の来訪も、静かに2番茶と甘い菓子を出すという半ばいやがらせのもてなし項目をあげて台所に引っ込んだ。いつもは、縁側なり居間でサスケを待つのだが、どういうわけか、その日カカシはその家の奥、正確にはイタチの部屋に行ってみようという気になった。原因はわからない。任務明けで感情が高ぶっていたのか、それとも暗部時代の同僚と昔語りなんてらしくないことをしたい気分であったのか。ともかく、サスケの目を盗んで、家の最奥、イタチの部屋に行ったのだ。
そこは、とても静かだった。
人ひとりが、生きているとは思えないぐらいに。
障子をあけたカカシは驚いた。
チャクラが全く感じられなかったのだ。
「死者ってチャクラないんだっけ」
「まぁ、そうですね」
布団に寝ていた『死に人』は当然といった風情で答えた。
「俺はサスケが無理やり作ったものですから。少々の不自然さは当然です」
「あ・・・そう」
「でも、ちょうどよかった。この日、貴方がここに来たのは天命かもしれません」
イタチはうっすらと目を開けると、カカシに向かって静かに告げた。
「カカシさん、お願いです。俺をここから連れ出してください」
カカシはイタチの蒲団を捲った。
イタチの四肢は黒ずんでおり、腐りかけていた。
「俺のからだはもう駄目です。持ちません。サスケのチャクラが封じられた今、あいつは俺の維持に自分の生命活動に最低限必要な分まで俺に分け与えています。このままでは、あいつすら死んでしまいます。これでは・・・このままではとても持ちません。お願いです。俺は、俺はサスケを死なせたくない」
その懇願は、かつて冷静さで優しさを覆い隠した男とは思えないほど哀れな姿だった。
がらりと障子が開いた。
「兄さん、食事だから」
一人暮らしをしていた割に、レパートリーは少ないがまともな料理を盆に載せたサスケが立っていた。
愚かなことだ、とツナデ姫は吐き捨てた。サクラは号泣した。ナルトはバカヤロウと詰った。
それでも、兄と二人で生きるとサスケは言った。
兄の死体に魂を呼び戻したサスケに周囲は畏怖と非難を浴びせた。死者を蘇らせるという、かの大蛇丸が用いた(しかも3代目を殺した)術への嫌悪感、サスケの力の強大さ、そしてその狂気とも呼べる盲目さを彼らは危惧した。しかし、サスケを止めることはできなかった。二人は、木の葉の中でも最もはずれにツナデ姫の作った小屋のような結界だらけの家に住むこととなった。
「なんだっていい。兄さんとまたいられるなら」
サスケは目を開けたイタチを抱きしめながらうっとりとそう呟いた。
里としても、最後のうちは直系を失うのは惜しかった。イタチの功績もある。うちは兄弟を『保護』する口実も義務も十分里にはあったのだ。
表向きはナルトからの陳情あってのこととし、彼ら二人は体中にチャクラ封じの呪文を彫りこまれ飼い殺されることが決定した。その決定を、サスケはいっそうっとりとした恍惚とした表情で聞いていた。横で聞いていたナルトがいぶかしんでサスケに、どうした?と問うたほどに。「サスケ?」とナルトは尋ねた。「なにかあったのか?」と。親友として、自分を頼ってほしかったナルトは、横のサスケを覗き込むように見つめた。サスケは笑っていた。
「兄さんと一緒にいられる!二人きりで!これでいい!!」
歓喜に震えた声音は、妖艶であった。女郎蜘蛛がしゃべれたらあんな声で獲物を誘うのだろうと、ナルトが思ったほどには、かつてのサスケの声音からかけ離れた声だった。
それから1年が経った。
サスケとイタチ以外は、だれも住まない地域である。訪れるのはもともと、彼らと交流があった者たちの中でも、特に親しかったものだけであった。ナルト、サクラそれにカカシである。彼らが訪ねていくと、サスケは兄の部屋から出てきて彼らをもてなした。が、イタチは出てこなかった。サスケはなにも言わなかった。だから、3人も何も聞かなかった。
平和、と呼べた。
しかし、その時間は終わった。
その日、カカシは一人で二人の住む家に立ち寄った。アカデミーよりも近かく、また長期任務帰りで、かれこれ1月は顔を見ていなかったため、茶の1杯も飲んで行こうと思ったのである。サスケは突然の来訪も、静かに2番茶と甘い菓子を出すという半ばいやがらせのもてなし項目をあげて台所に引っ込んだ。いつもは、縁側なり居間でサスケを待つのだが、どういうわけか、その日カカシはその家の奥、正確にはイタチの部屋に行ってみようという気になった。原因はわからない。任務明けで感情が高ぶっていたのか、それとも暗部時代の同僚と昔語りなんてらしくないことをしたい気分であったのか。ともかく、サスケの目を盗んで、家の最奥、イタチの部屋に行ったのだ。
そこは、とても静かだった。
人ひとりが、生きているとは思えないぐらいに。
障子をあけたカカシは驚いた。
チャクラが全く感じられなかったのだ。
「死者ってチャクラないんだっけ」
「まぁ、そうですね」
布団に寝ていた『死に人』は当然といった風情で答えた。
「俺はサスケが無理やり作ったものですから。少々の不自然さは当然です」
「あ・・・そう」
「でも、ちょうどよかった。この日、貴方がここに来たのは天命かもしれません」
イタチはうっすらと目を開けると、カカシに向かって静かに告げた。
「カカシさん、お願いです。俺をここから連れ出してください」
カカシはイタチの蒲団を捲った。
イタチの四肢は黒ずんでおり、腐りかけていた。
「俺のからだはもう駄目です。持ちません。サスケのチャクラが封じられた今、あいつは俺の維持に自分の生命活動に最低限必要な分まで俺に分け与えています。このままでは、あいつすら死んでしまいます。これでは・・・このままではとても持ちません。お願いです。俺は、俺はサスケを死なせたくない」
その懇願は、かつて冷静さで優しさを覆い隠した男とは思えないほど哀れな姿だった。
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