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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
読書とネットが趣味という超インドア派。
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願書一式が届きました。
推薦書書いてくださいvってお願いしてきました。
そして過去問見て固まりました。

どうしよ、マジで顔面蒼白になったんですけど!!

そして台風が凄まじいです。今日も明日もフツーにガッコ行きます。でも、2週間ぶっとうし実験はどうにか終わったので、今週からは日曜日があります…!!!(非常に喜ばしいこと)

今週のアニメ
スペサルだった!でも一番驚いたのは、途中に入ったオマケコーナー

先生、貴方が「サービス」ってゆうと、どうしてエロ方向にしかいかないのか、そのあたりをじっくりご説明願います







続いちゃいました
第2回老いらくの恋




目の前には、額を拭う初老の男。任務を依頼してきた大名の側近であり、末の子供、つまり依頼書にあった俺の護衛対象のお守り役。
「提示額にご不満でも?」
「そういうわけじゃないんですがね」
今度の任務について2,3聞きたいことがある。返答如何によっては任務を受けないこともあるから、しっかりと返答できる人間をよこしてほしいと言って送ると、数日後にはこの男が木の葉についていた。依頼が少々、旗から見て不可思議だという自覚はあるようだ。
おっしゃりたくないことがあれば、どうぞおっしゃらなくても結構だと一言前置きする。深く頷いたのを確認して、質問を早速切り出した。
「単なる日常生活の護衛、しかも12歳児ということですが」
「そうです。茶の国の大名家である千野家の御当主でトオリさまの御子でアオイさまです」
「ご嫡男ではないんですよね」
「左様です。御三男にあたられます」
「そこなんです」
「は?」
「依頼の『護衛対象』が提示額とつりあうようには見えないんですよ」
提示された額は、大名本人の護衛といっても差し支えないほどの金額だった。嫡男であればまだ話もわかりはするが、三男、しかもまだ12だという。
「もっと低い金額でもこちらはお受けしますよ」
「ですが、これだけださなと貴方様に受けていただけないと…」
「なぜ、俺を指名したんですか」
最も聞きたかったことだ。
前線を退いてもう何年も経つ。戦闘力は衰えたが、写輪眼のおかげでついた異名はまだ忍界で十分すぎるほど通っているから、里の表の顔として外交をするにはもってこいとナルトに特別顧問を押し付けられてかれこれ10年。その間、俺を指名してきた依頼がないではなかったが、その全てが暗殺やら潜入捜査。つまりは『裏』の任務だ。今回のように表に立つ任務、ましてや子供の飯事に付き合うような任務は皆無だった。
「俺の異名をご存知の上で、そちらへの依頼でしたが話はわかります。が、依頼内容が12歳児の子守…納得できませんでね」
「…ごもっともです」
「跡目争いでもあるのかと思えば、その形跡もないですし」
どういうことだと問い詰めれば、観念したように男はため息を一つ吐いて俺を見た。
「正直申し上げましょう。あと数年すれば、跡目争いということもあったやもしれません。ご長男、ご次男ともにご聡明とは申せません。それに比べれば、アオイ様は幼いながらも優れていらっしゃる点がありますので、お父君も目をかけていらっしゃるのです。ですが、そのため、兄君達から疎んじられているというわけではなく、無論、跡目争いではありません。なぜならば…」
そこで男は言葉を切ると、ここからは国の対面に関わるゆえ、本来ならば伏せるべき内容となる。であるが、これをお話せねばきっと任務を受けてもらえぬであろうから、お話しするとする。どうか内密にと真剣そのものの口調で言った。
「忍は依頼者のプライベートを明かしたりしませんよ。守秘義務ですから」
「そうですか、それならばいいのですが…アオイさまが疎んじられず、むしろ可愛がられているのは、狂人だと思われているからです。つねに『俺は茶の国の人間ではない。火の国、木の葉の隠れ里の忍なのだ』とおっしゃり、木の葉に帰りたいとおっしゃっり続けておられるのです。父君もそんなことはないとおっしゃるのですが、頑として聞かれず、どうか里へ戻してほしいとそればかり。それゆえ、この里に似せて作らせた離れに母君や御兄弟と離れて暮らしていらっしゃるのです。御三男でありますしそういった理由から跡目を継ぐことはないだろうと思われておりますから、愛玩人形のように愛でられるばかりなのです」
「なるほど…で、任務は」
「あまりに頑として木の葉に戻るとおっしゃってきかないため、ならば、木の葉の忍を一人連れてき、その忍の下で修行をなさるがよろしいでしょうと申し上げたのでございます。そうすれば、木の葉に戻ったときに苦労も少ないでしょうと。そうすると、それならば、はたけカカシがいいときっぱりとおっしゃって」
「…なるほど」
「そのような名前の忍びがいるかどうかは調べる間もなくわかったので、早速貴方様に依頼を出したのです。ご理解していただけたでしょうか?」
「えぇ、まぁ」
あいまいに頷くと、男は身を乗り出した。
「ならば、この任務…」
「あと2つほど、ききたいことがあります」
「なんでしょう」
「一つ目、アオイさま、護衛対象はどこで私の名前を?」
「さぁ?それが私どもも不思議なのでございますが、どうせ女中どもの会話をお聞きになったのでございましょう。木の葉の忍の中では、1,2を争うほど有名だと伺っておりますが」
「では最後の質問…というか、これはお願いといったほうがいいかもしれませんが」
「なんでしょうか」
「アオイ様のお写真…姿がわかれば何でもいいのですが…少し見せていただけませんでしょうか」
「ほ?」
「いえ、特に他意はないのですが」
「よろしゅうございます。いえ、ただ驚いたものですから」
「驚いた?」
「はい、アオイさまが『木の葉に依頼の関係で言ってまいります』といったところ『顔を見たいといってくるかもしれないからこれでももっていけ』とこれを渡されたので」
どうぞと、机におかれた写真には、抜けるような白い肌と黒い髪が印象的な子供が写っていた。

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