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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
読書とネットが趣味という超インドア派。
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死んでしまえと思う衝動をそのままに。

超短文&支離滅裂

最近、傲慢なサスケ君が好みです。
驕慢、なのにドMなの。







回復しかけvと嬉しがってたら、実験がたてこんでちょっと焦ってます。帰ってきたら日が越えてるってどうなの?






立っているだけで、そこに存在しているだけで他者を圧迫し抑圧する人間というのは居るものだ。無意識に相手に膝を折ることを強要する人を王と呼ぶなら、こいつこそ、まさにそれだ。

「死ぬぜ?」

彼はくすくす楽しそうに笑いながら、さらりと言った。

「アンタ、死ぬぜ。分ってんだろ、自分で」

わかってますよ、俺はもう年だし写輪眼は使えないし挙句についさっきまでベッドの上でチューブに繋がれて食塩水と血を注ぎ込まれてたんだから。

「志願者がいないと困るのはお前だろう?」

先生の好意は素直に受け取りなさいとかつての先生面をしてみれば、今度はひどく馬鹿にしたような顔をサスケはした。見下す笑顔、自分の優位を疑わない冷たく偽善的慈愛に満ちた笑顔は、憎らしいほど綺麗だった。

「俺は別に困らないよ」
「へぇ」
「俺が行けばいい話だ」

大名の暗殺、しかもお家騒動をわざわざ起こしてカモフラ作って責任の所在有耶無耶にして時期大名を木の葉に親密な現大名の弟を据えるよう運動する。かつての大戦時代を髣髴とさせるような陰謀めいたこの任務への志願者は、この高潔な時代、暗部ですらいなかった。
そういうところ、とても木の葉が好きだけれど、どうしようもないなぁと苦笑するしかない。

「隊長補佐自ら単独任務?それ、違反じゃない」
「俺一人の方が動きやすい。この目があれば誰にだってなれる。変化すれば女にだってなれる。あんなせまっくるしい家の中をかき回して疑心暗鬼に叩き込むなんて易い任務だ」

そうだよ、そんなことを一時期一手に引き受けてきた自分だからよく分る。この写輪眼という眼は、最高の仮面だ。

「だから俺が行くって。写輪眼ほどじゃないけど観察眼はあるつもりだし変化だってお前より上手いよ」

サスケは今、暗部で上位席を占めている。半ば以上、隠居生活を送っている俺とは違う。里に居るべき時はいるべき人間だ。なにより、6代目となったナルトが里から出したがらない。これまでの経過から考えればそれも当然かもしれないけれど。

「アンタが?」
「そうだよ」
「無理だな」
「どうして?」

「アンタが、死にたがってるから」


彼は今日始めて、かつて彼が見せてくれた嫌味ったらしい笑顔を見た。




「死に場所なんて、絶対ェやらねぇ」




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