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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
読書とネットが趣味という超インドア派。
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実感がありませんが。
8月って…正直、コミケもインテも行けない夏なんて(号泣)
でもでもっ!ほかに楽しみがあるのでがんばれます。最たるものが今週末の…(萌)カカサスでぇとって、フツ-のでぇとよか気合入るのを止められない(ニヨッ)
あと、fate廉価盤DVDにヘタの第3期2巻、それにのんたん主役なべーこんれたすっぽいCDこれ、夏コミ先行発売なんですよねー)
というか、ヘタのまるかいて感謝祭がエンドレスリピートなDVD再生機さん。のんたんかわいいよのんたんっ!ほんっと、のんたんかわいいよ!
正直な話、彼は彼だけで萌え要素です(←をい)

もうすぐNARUTOの新刊も出るしっ!
来月は、fateの映画DVD発売するし。
 

をたくって、楽しい生き物です。




なぜか、なるさすになりました、なss3行。さすけくんがにょたです。しかもにんしn(驚愕)このあいだのつづき・・・?じつにすみません。カカサスも書くつもりですが…どうしてっ!





 



「ごめんね」
母の言葉は、いったい何に向けたものだったのだろうか。
抱いた赤子を生み落としてしまったことだろうか、女であったことだろうか。
それとも、女としてさえ、生かしてやれぬことであろうか。
自分が見ていることに気づいていないからこそ漏れたであろう嗚咽と謝罪。

「…母上」
「イタチ、いたの?」
「サスケを見たくて起きてしまいました」
「そう、そうね。お兄ちゃんだものね」
お兄ちゃんに愛されてよかったわね、サスケ。サスケ…あぁ、イタチ、今はおとなしいから抱いてみる?首が据わっていないからしっかり持つのよ。
サスケと呼ぶたび、母はこみ上げるものを必死に押さえつけるような声を出した。イタチは、そと腕を伸ばし母から『弟』を抱きとった。
弟。
今日から、彼の弟である。
今から数時間前までは、女であった彼の肩割れ。
「イタチ、お前だけは覚えておいてね。サスケの名前」
「母上?」
「サスケはね、幸と名付けたの。サチよ、幸せであれ、と。あたしが頼み込んで…男として生きていくのなら不必要な名前なのに」
一族が里で生きる道を選びとったとき。時期火影となるものの伴侶に選ばれなければ。
サスケに、女として生きていく道は残されていない。しかし、母にはそのわずかな可能性すら光明なのだろう。
「ねぇ、かわいいでしょう。イタチ、母さんはね、あなたにもサスケにも幸せであってほしいだけなの」
それだけだと繰り返すさまは、子供のようであった。
泣くだろうか、とイタチは思った。気丈な母が泣くのかと。そして、同じようにサスケもなくかもしれないと思うと、胸が痛んだ。
「俺が守ります」
「イタチ?」
「俺は、サスケの兄ですから。サスケが幸せであれるよう、守って見せます」
男として生きるのなら、男として幸せな未来が待っているよう。
女として生きるのなら、女として幸福な生涯があるように。
頼れる兄として、親友として。ライバル、親愛、敬愛。
「サスケ、お前は俺が守る。だから…」
 

『お前は幸せに』

 


 

兄が、今の自分を見たらなんというだろうか。
自身の幸せどころか、生すら捨てて自分のことを愛した兄。詮無い考えだとは思ったけれど、サスケは考えずにはいられなかった。
里を一望できる部屋。
豪奢な調度品。
美しい衣装。
幾人かの侍従。
そして、火影からの愛。
里に生きる女として、これ以上ないというほどの幸せをサスケは手にした。
彼女は嗤う。
これが?
これが、幸せ!?
自分の家に戻ることは許されず、武器の類を隠し持てぬよう薄物ばかりの衣装を与えられ、風呂まで監視され、返しきれぬほど重い愛を与え続けられる毎日が。
しかし火影に愛されながら、里を裏切ったものとして決して表舞台には立てぬ。事実、ナルトの公式における妻はサクラである。サクラとは、かつてはスリー・マンセルも組んだ。男であった時の自分には、恋すらしていたサクラなのに、ナルトの愛をわける相手となったら、彼女はサスケのことをかつての熱情とは全く別の、しかし同様に燃えるような眼で見た。
サクラは、ナルトのことを愛している。初恋のサスケ相手とは異なる、甘いだけの感情ではない。嫉妬も憎悪も織り交ぜた感情すべてを向けるものだ。
それなのに、ナルトのサクラに対する態度は、下忍の時と変わらない。好きだといい、愛しているという。しかし、そこにはキラキラとした明るさがあるばかり。サスケに対する性欲も食らいつくさらんばかりの独占欲もない。これで、憎むなという方が無理であろう。しかし、サクラは、かつての恋心とサスケへの友情を捨て切れず、愛憎半ばした結果、ナルトとサスケの二人から距離をとることにしたのである。そのため、二人の部屋のある火影屋敷から出ていった。
友人から愛を奪うことが幸せなのか…!?
強固で豪奢な箱庭に女王でいることを義務付けた笑顔がサスケに向けられる。

「なぁ、男だったらミナトってつけていい?」
薄く盛り上がりつつあるサスケの腹をなで、ナルトは陶然とした表情を浮かべる。
「いいぜ、でも女だったら俺がつけtもいいか?」
「いいけど、どんな?」
「サチ、幸せって意味らしい」
 

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