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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
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サスケ君の誕生日です。この子がいなかったら、ここまでヲタクじゃなかった気がします。おめでとうになりきれてないssです。カカサスのはずですが、先生皆無。
いえ、先週ざんぷを読んでから、水月と重吾とサスケっていいなぁと。
鷹サスかわいいですよね!!?











幸せな夢を見た。今では夢だと、言えるような日。
立った一度だけ、カカシと一緒に過ごした誕生日だった。

カカシは、朝から今日は誕生日だよねおめでとうといって、おにぎりを握ってくれてつきっきりで修行に付き合ってくれたあとに、頑張ったなとほめてくれた。

「なにそれ、すっごい気持ち悪い」
「俺もそう思う」
だってよりにもよって君の口からそんな殊勝でとぉっても可愛げのあるセリフが出てくるなんて、今日はやっぱり夏だけど雪が降るよと水月は言う。全くその通りだと、自分でもサスケは思ってしまう。

『よくやったな、サスケ』

その一言が聞きたかった時期があった。
最初は父から、兄から。
次はカカシ。
カカシには、切に願っていた。
一族を殺され、初めてむきあってくれた大人だったからだろう。好きだと言ってくれた、自分に技を教えてくれた。
ナルトやサクラにしないことを、した。
そこに意味を見出したかった。
褒めてほしい、認めてほしい。
かなうことなら、愛してほしい。
根底にあるのはそんな願望だと、指摘したのは水月だ。
「君ってさ、一人でいいっていう割に、誰か…というか、自分よりも上の人間といるときってすごくモチベーション高いよね。わからなくはないけどさ」
そんなトコ、嫌いじゃないよという。
「今日はサスケの誕生日でしょ?俺たちじゃ不満かもしれないけど、なんかやったげるよ」
「上から目線な物言いだな」
「だって、なんちゃってホームシックにかかってるサスケを励ましてあげようって心やさしい提案だもん、ちょっとぐらいいいじゃん」
永遠の国外退去を命じれらた今、里の重役として海外任務を行わなくなったカカシと会うことはない。ナルトやサクラと会う時に、近況を教えてもらう程度だ。二人とも、サスケ達が特別な関係であったことなど知らないから、世間話の一端としてそれを載せる。そんな些細なものでさえ、サスケにとっては貴重なものだ。
「サスケー、おにぎりとおみそ汁と鮭の朝ごはんにするね」
「好きにしろよ」
「…まずは、食事からって心遣いをわかってほしいんだけど」

『おにぎり?また…いや、うちはって旧家だったからもっとすごいのを言われると思ったから』

好物を聞かれて、まっさきにおにぎりと答えたのが、やけに驚かれた。あの頃、まともに作れた料理がおにぎりだったからの答えだったのだが、カカシが作った携帯用は、俺が作ったより数段うまくて美味しいけど悔しかった。あれからうまくなったと自分では思っているが(実際、行動を共にしている水月や重吾には、成長したといわれている)、カカシに披露したことはない。
「今日は暑いから、森の方でゆっくりしようよ。なんなら北の…雪の国だっけ?避暑に行く?特に今、任務きてないし」
「そうだな、雪の国は小国だし、他の多くの国と同盟関係にあるから、俺たちが行っても不信がられることはないだろう」
「全く、辺鄙なとこ行くと、ヤレ反乱準備だって思われるのだけは、勘弁だよね」
鷹として行動し始めてはや3年。
未練はないし、後悔もしていない。
水月も重吾も、口ではいろいろいうが(主に水月が)、今日という日覚えている程度には互いのことを知っている。
兄とは違う。
カカシとは違う。
しかし、今の空間が酷く心地いのも事実。
ナルトやサクラと、こういった関係を築ければ、うまくいったのかもしれないと思うがそれはもう詮無いことだ。

「それでいいんじゃないの?関係性なんて、人が3人以上集まったら2つ以上できるものじゃん。サスケって変なとこで夢を見てるよね」
「そうか?」
「うん」
雪の国に行く準備するから早めに食べてと、盆を渡される。上には、多少不格好なおにぎりと具が不ぞろいなみそ汁と分厚い焼き鮭。
さくりと身をほぐして口に運ぶ。
「…カカシの方がうまい」
塩気の強い焼き魚が無性に食べたくなった。
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