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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
読書とネットが趣味という超インドア派。
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兄弟に泣きました。


あの兄弟は依存しまくって愛情過多でぐずぐずになればいいと思います。
いつかのメモ続き。
こういったのを、こそーりコピ本にしたい

兄さん!兄さん!!
狂ったように叫んで走り回っていたサスケは、カカシを見つけた途端、炎でさえ凍り付いてしまいそうなほどの怒りをほとばしらせた。

「アンタだろ、兄さんは!」
「あのね、理由も確証もないのにどうしてそういうことになるかな」
ため息をつきながら髪をかき、とりあえず茶の一杯もだしてよと宣う男を、サスケはいっそ火に焼べてやりたいと思った。


イタチが、寝たきりの状態の彼が唐突にいなくなった。それがサスケが半狂乱になった理由であった。
「俺以外でアンタだけなんだ、兄さんと二人きりで、俺が知らない話を兄さんにできるのは!」
熱湯で煎れられた茶は、彼の趣味のよさを伺わせる玉露であった。勿体ないとカカシは思った。兄の為ならば、それはおそらく適温で丁寧に煎れられ、今頃素晴らしい香を放っていただろうに。

カカシはサスケの目を見た。
テーブルの向こうで必死な目。
兄を求める目。
自分を求める目であった。


俺は、そんなこだから彼に恋をしたのかもしれない。
自分を投げ捨てれるほど狂っているこだから。

ふっとカカシは笑った。そして言った。



イタチは死んだよ、と。
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