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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
読書とネットが趣味という超インドア派。
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みなさま、今週のWJの衝撃をいかにお過ごしあそばしているのか、あたいにどうか教えてください。
えぇ、お願いです。
衝動に思わずなぐり書き。でも書きたかったところが書けなかったといういつも通りのオチ
えぇ、お願いです。
衝動に思わずなぐり書き。でも書きたかったところが書けなかったといういつも通りのオチ
これを僕が見つけられたのは、偶然だった。
彼が里を抜けた。
その知らせを聞いた僕の反応は、寂しさを自分の役立たずぶりへの自嘲と自分の考え通りになったというどこか場違いな優越感だった。
里の者への見せしめとして取り壊されることになった彼の家は、彼の神経質な一面を表すかのようにきれいに整理されていて、こんなところに気を使うぐらいなら、ナルトやサクラに使えばいいのになんてとりとめもないことを考えた。サスケがいなくなり、ナルトが彼のことを連れ戻せぬまま病院送りとなってからもう1か月が過ぎている。取り壊し作業が始まるには、十分すぎるほどの間だった。
居間、修練場、縁側と彼とよく一緒にいた場所をめぐる。そこにあったのは、もはや懐かしさと呼ばれる感情で、そんな自分に、わがことながら薄情だなぁと思った。
彼の寝室に来てみると、日当りのいい閉ざされた空間は、舞い散った埃でキラキラと光った。
ベッドを押すと、ぎしりとなる。この音を、サスケは嫌がった。でも決して、僕を受け入れる行為を嫌がることはなかった。
それは、僕だけが彼のほしがってるものを与えられる人間だったからだ。
彼が求めていたものは、友情でも単なる保護でもなかった。
絶対者。父性と呼ばれる鎖。隷属する対象。
彼が僕にそれを求めたのは、僕が写輪眼という目を持っていたからに他ならない。実際、僕に対する彼の執着が始まったのは、彼が僕の目を見てからだったし、初めて彼を抱いたのは、彼へ僕の唯一のオリジナル術を伝授する過程で写輪眼の使い方を教えている最中だった。
『お前には、生徒を抱くことにたいする躊躇はなかったのか』
いっそ軽蔑されたほうがマシだと思えるような冷静すぎる声音で問われた問に、なかったよとあっさり答えたのはついこないだのことだ。
なぜならば、この関係が僕が望んだものではなく、彼の望んだものだったから。
彼は、赤の他人に父性を求めるその過程で、完全な服従を強いられる関係を無意識で選んだのだろう。彼は、俺がその細い首に歯を立てても震えることもなくただ横たわり、腕に噛みついて血を流させても呆然と僕を見ていた。
『本当はね、こんな関係、今すぐにでもおさらばしたいよ』
だって彼はうちはなんだし、めんどうくさい。
なによりも、彼は僕が求めるものじゃない。
僕がほしいのは、彼のように受身の、むしろ母性に近い享受とつながりではなく、彼と同じく父性であったから。
俺らはどこか似ているよね
そう言った僕に、彼はなんて答えたんだろう。ついこの間のことのはずなのにもう忘れてしまったけれど、ろくな答えを彼は返しては来なかったことだけは覚えている。
そんな馬鹿馬鹿しいいいあいだけを繰り返した彼の寝室で見つけたものは、本来ならば立入禁止(当然のように持ち出しなんて言語道断)のうちはの集落から滑り出して、僕の部屋に置いてある。
なんで、倒されていた写真立てなんて気にとめたんだろう。
彼とことに及ぶ時、どちらの部屋にも置いてあるあの記念写真を、部屋の持ち主が倒すことがどちらがいいだしたともない習慣となっていたからだろうか。
取り上げた写真立ての留め金は外れていて、彼とのたった1枚の記念写真とともに薄っぺらい紙切れがこぼれ出た。
その瞬間ほど、僕が公開した瞬間はきっとほかにないだろう。
彼のことを、好きだったのだと実感した瞬間も、。
これをみつけるのはきっとアンタだと思う。
俺は、アンタには感謝してる。
ありがとう。
次に会うときはきっと殺しあうことになると思う。
アンタに言う必要なんてないと思うけれど、もし、もし
サスケの少し右上がりで癖のある文字はそこで途切れていた。
その時、俺がアンタに及ばなかったら
どうか、アンタが俺を殺してくれ
彼が里を抜けた。
その知らせを聞いた僕の反応は、寂しさを自分の役立たずぶりへの自嘲と自分の考え通りになったというどこか場違いな優越感だった。
里の者への見せしめとして取り壊されることになった彼の家は、彼の神経質な一面を表すかのようにきれいに整理されていて、こんなところに気を使うぐらいなら、ナルトやサクラに使えばいいのになんてとりとめもないことを考えた。サスケがいなくなり、ナルトが彼のことを連れ戻せぬまま病院送りとなってからもう1か月が過ぎている。取り壊し作業が始まるには、十分すぎるほどの間だった。
居間、修練場、縁側と彼とよく一緒にいた場所をめぐる。そこにあったのは、もはや懐かしさと呼ばれる感情で、そんな自分に、わがことながら薄情だなぁと思った。
彼の寝室に来てみると、日当りのいい閉ざされた空間は、舞い散った埃でキラキラと光った。
ベッドを押すと、ぎしりとなる。この音を、サスケは嫌がった。でも決して、僕を受け入れる行為を嫌がることはなかった。
それは、僕だけが彼のほしがってるものを与えられる人間だったからだ。
彼が求めていたものは、友情でも単なる保護でもなかった。
絶対者。父性と呼ばれる鎖。隷属する対象。
彼が僕にそれを求めたのは、僕が写輪眼という目を持っていたからに他ならない。実際、僕に対する彼の執着が始まったのは、彼が僕の目を見てからだったし、初めて彼を抱いたのは、彼へ僕の唯一のオリジナル術を伝授する過程で写輪眼の使い方を教えている最中だった。
『お前には、生徒を抱くことにたいする躊躇はなかったのか』
いっそ軽蔑されたほうがマシだと思えるような冷静すぎる声音で問われた問に、なかったよとあっさり答えたのはついこないだのことだ。
なぜならば、この関係が僕が望んだものではなく、彼の望んだものだったから。
彼は、赤の他人に父性を求めるその過程で、完全な服従を強いられる関係を無意識で選んだのだろう。彼は、俺がその細い首に歯を立てても震えることもなくただ横たわり、腕に噛みついて血を流させても呆然と僕を見ていた。
『本当はね、こんな関係、今すぐにでもおさらばしたいよ』
だって彼はうちはなんだし、めんどうくさい。
なによりも、彼は僕が求めるものじゃない。
僕がほしいのは、彼のように受身の、むしろ母性に近い享受とつながりではなく、彼と同じく父性であったから。
俺らはどこか似ているよね
そう言った僕に、彼はなんて答えたんだろう。ついこの間のことのはずなのにもう忘れてしまったけれど、ろくな答えを彼は返しては来なかったことだけは覚えている。
そんな馬鹿馬鹿しいいいあいだけを繰り返した彼の寝室で見つけたものは、本来ならば立入禁止(当然のように持ち出しなんて言語道断)のうちはの集落から滑り出して、僕の部屋に置いてある。
なんで、倒されていた写真立てなんて気にとめたんだろう。
彼とことに及ぶ時、どちらの部屋にも置いてあるあの記念写真を、部屋の持ち主が倒すことがどちらがいいだしたともない習慣となっていたからだろうか。
取り上げた写真立ての留め金は外れていて、彼とのたった1枚の記念写真とともに薄っぺらい紙切れがこぼれ出た。
その瞬間ほど、僕が公開した瞬間はきっとほかにないだろう。
彼のことを、好きだったのだと実感した瞬間も、。
これをみつけるのはきっとアンタだと思う。
俺は、アンタには感謝してる。
ありがとう。
次に会うときはきっと殺しあうことになると思う。
アンタに言う必要なんてないと思うけれど、もし、もし
サスケの少し右上がりで癖のある文字はそこで途切れていた。
その時、俺がアンタに及ばなかったら
どうか、アンタが俺を殺してくれ
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