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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
読書とネットが趣味という超インドア派。
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授業よりも
実験よりも
人生初の通勤ラッシュと人付き合いの大変さに音をあげそうです。あと、あのおしゃれさ溢れる雰囲気と!
私、今まで実験できて勉強できればそれで良し的な学校で過ごしてきたので、服装になんて無頓着て来ましたのに…さすがにあの学校に下地ベースのみで行く勇気はござーません。
あ、これでもつらい項目に入っております。


WJが大変もゆる展開になり申し、うきうきしておりますの。



本当に久しぶりの「おいらくの恋」
またまた短文。ごめんなさい



「ただいま参上いたしました」
「近う」
「は」
1週間の間の主君であり弟子でもある幼子は、か細い手に不釣り合いな絢爛な布団に拘束されていた。重々しい上掛けを必死にずり下げると、ようやく息をつけたのか、目をわずかにカカシに向けた。が、焦点が定まらず、カカシからは少しずれた一点を見つめて固定された。ブレたその眼を見たとき、カカシは驚くよりもさみしさを覚えた。その眼にあったのは、カカシへの憎しみでも怒りでも恋慕でもなかった。その瞳は子供が自らの親へ向ける色をしていた。絶対者への希望、あこがれ、己の希望の体現者。かつての、サスケにカカシが望んだ目であり、そしてサスケが一度たりとも彼に対して浮かべたことのない色であった。
「カカシ」
「はい、アオイ様」
「…修行を、つけてくれないのか?」
「今日はお加減が悪と聞いております。明日でも遅くはないかと」
ちらりと少年はカカシの後ろへ眼をやると、そうかと言った。そこには、彼の小姓という名の遊び相手でありお守りであり監視役が付いていた。カカシが彼に忍術を教えないように、また、彼が傷つかないように指一本動かすのが辛い今でさえ、その部屋に控えているのだ。
「カカシ」
「はい」
「なら、里のことを教えてくれ」
「里のことですか?」
「そうだ、お前の里のことだ」
カカシは、鋭い視線を背中に感じた。が、何事もしゃべるなという牽制を彼はさらりと受け流すと、よいところですよと主君に言った。
どんな?と目を輝かせて訊ねてくる子供に、苦笑しながらカカシは続けた。
「天嶮に守られた我が里は美しい緑と澄んだ湖があり、私が出発するその日もすがすがしい1日でした」
「そうか」
はいと、カカシは言った。
彼は、里の美しさを、観光都市としての一面を延々と語った。
大名すらも感嘆とさせる丘陵、川の流れ、木々の新緑、温泉が湧き、美味なる果実が実を肥やす。
その戦のための集落とは考えられないほどの贅沢さを。
「かの有名な大名のコチ様もたいそう木の葉の温泉はお好きだったとか」
「そんなことはいい」
「はい?」
長々と続いた説明に彼の友人が船を漕ぎだした頃、カカシを上目使いに見上げた。横になっていた彼からは、片膝ついたカカシは嫌でも見上げる体制になっていた。
そrをカカシはどうしてだか、ハメられたと感じた。
「火影は・・・里の長はどうなった?」

よわよわしい、たどたどしい言葉を繰った後、彼は小さくこういった。






「…アイツは、もう火影になったか」
と。














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