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読書とネットが趣味という超インドア派。
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本買って完全に家から出ない…なんというヲタク万歳な!
楽しいから満足です。
11月頭ぐらい…最低年内に大阪でカカサス中心のサスケ受ぷちオフ会なんてやりたいなぁとか妄想してます。プランニング考えてるだけで楽しいです。ダメな人です、はい。でも、カカサスって素晴らしいです。大好きです。他ジャンルのss断片を形にしようとこそこそしてますが。昨日買ったヘタのぷーとフェリとルートの同人読んで号泣したりしてますが(汗)思わず、英語で読む世界史なんて本を買ってしまったりしてますが、根本的な何かがカカサスは違うんです。
うん、大好きなの。それだけなの。
久方ぶりの、おいらくの恋です。といっても、続き…3行程度ですが。でも、あまりにひどい。どっかで訂正いれる予定(汗)
実にすみません。そしてまったく進まない事実。
ダブルパロディなんですが…これの元ネタを考えると…ナルサスになるんですよねー。カカ←サスでナルサスという。あ、途中からカカ→サスになる(笑)さて、どこで修正入れようか。
「そういえば、あのお気楽な大名息子はどうしたんだよ」
「結構真面目に勉強してるってばよ」
いつも缶詰なナルトの気分転換にと、連れ出した店。連れ出したのは、キバやシカマルといった同期の面々である。カカシは、いつもお世話になっているからとナルトが引っ張ってきたのである。
「大名のお坊ちゃんが、忍びの知識なんてほしがるもんなのかよ?」
「さぁ?そのあたりはよくわかんねーってば。でも、木の葉に遊学ってのは、自分でいいだしたことじゃねぇらしい」
「え、そうなの?」
焼き鳥を銜えたまま放たれたナルトのセリフに反応したのは、カカシだけではなかった。もの好きな大名の子息が退屈半分に忍びに弟子入り…なんて話は聞いたことがないが、三男ともなれば家の居心地も悪いだろうからありえぬ話ではないだろう、なんて安易に考えていたのだが、そうでもないらしい。
「なんでも、兄上をお助けするには裏のことも学ばねばならないーとかなんとかってあのジジィどもが言って説得したらしいってば」
本人は、数年ぶりに家に戻れるとホッとしていたらしい。
「お前、なんでそんなこと知ってんだよ」
「本人にきいた」
「へぇ、いつの間に仲良くなってんだよ」
「あいつ、普段無口なんだけど、スゲー、じつはおしゃべり好きであの耄碌爺どもを煙に巻いて里外への遠駆けに誘ったらあっさりだってってば」
おきれいな顔をしている割に、外で走り回ることを好むらしい。
「なんでも、ガキの頃は病弱でめったに外に出られなかったらしくって、その反動かもって言ってた」
「へぇ」
「そういえは、ほら、あいつじゃなかったか?数年前にカカシ先生使命で護衛任務が来た大名家の三男って」
シカマルはふと、本当に思い出した、と言わんばかりの声で言った。その瞬間、一斉にカカシに目が向く。
「あったっけ、そんなの」
「あったあった。いくらでも積むから1週間でもいいからってすげー、強引だったから覚えてる」
「シカマルの記憶なら間違いないねぇ」
周囲から、あぁそんなんこともあったと思いだしたような声が上がる。
カカシは、背中の汗を意識しないように努めた。
「なぁ、あいつってどんなガキだったの?カカシ先生」
「なんていうか、子供らしくない子供だったよ。大名家の子供だから仕方ないだろうけど」
「ふぅん」
「で、その大名家のボンボンは、何して過ごしてんの?」
「図書には自由に出入りしていいって言ってるからさ。まぁ、暗号で書いてあるやつは読めないだろうから、ほとんど初歩の方しか読めてないだろうけど」
「へぇ」
術書を山のように保管する図書館は、ある意味で機密事項の塊と言っていい。そこにいくら同盟国とはいえ他国の重要人をいれるなど、安全保障からすれば危ういことこの上ない。それをあえてナルトが行ったということは、それだけ相手が無害か、里への危害がないと判断したのだろう。
「あいつは、俺たちに敵対することはない」
「お前がそれだけ断言するってんならそうだろうさ」
ナルトの言葉には力がある。人を信頼させる力、人を屈服させる力が。
それが、カリスマと呼ばれるものだろうということは、里の全員が知っていた。だからこそ、大名家の冷や飯食いにしかならないだろう人間を受けいれることに反対者がでなかったのだ。
「先生はさ、あのアオイのこと、どう思ってる?」
「どうって?」
宴も酣。みな、本来の慰労すべき対象者であるナルトを放置しだした頃、ナルトはカカシのもとへやってきてそう訊ねた。
その眼は、驚くほど冷たい色であった。
「言葉どおりの意味だってば、あいつのこと、どう思ってる?」
「そうだね、大事なクライアント、それだけだけど」
「ほんとに?」
「俺に、接点なんてないでしょう?」
それ以外に、なにかのかと逆に問うと、ナルトは一度口を開き、そしてなにも話さぬままに口を閉じた。
それならばいいのだと、それだけを残して早々に帰路についた主役の背中を、カカシだけは目で追っていた。