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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
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今日はおめでたい日ですね!?しかし、ケーキも茄子の味噌汁も食べませんでした(笑)あ、明日ぐらいにでもケーキぐらい食べようかなぁ。



おめでとうss
ぶっちゃけ、ダイジェストです。
本当は、こういった話を書こうという…プロットです。
本当にすみません。
あ、明日もちゃんと書きたいっ!
これは酷すぎるー!!(でも、日付的な意味であぷしますが)




 


 


「先生、どうぞ」
「今日は先生が主役だもんなっ!」
テーブルには山ほどの料理と酒と二人かららしい贈り物の包みが置かれている。
「まだまだ届くってばよっ!紅先生とかあとヤマト隊長もあとで来るから!」
「そうなの、みんな先生の誕生日パーティーやるって言ったら集まってくれるって」
「俺ってば、人気者だねぇ」
サクラだけではなく、どうやら同期のくの一で作ってきたらしい(事実、サクラはカカシの家でものを温める以外の料理をしていない。おそらくは、誰かの家で作ってきたのだろう)料理は、見た目にも美しく、多彩なものだった。

幸せな誕生日ねぇ

わずかに嗤う。
「なんか、お前に祝われるのって、自分が年食ったのを実感させられるよ」
「そんなこと言わないでよ、先生」
「そうだってばよ、せっかく祝ってるのに」
「はは、ごめーんね」

幸せな、誕生日。ねぇ

お前に、そんな日はいったいいくつありましたか?
できるならば、一つでも多くあればいいと思う。
「ナルト、いや、火影様」
「やだなぁ、先生。火影ってまだなって1月だってばよ」
「1か月だろうと、お前がこの里の全責任者だってことに変わりない。一つ、俺の誕生日のプレゼントがわりだと思ってひとつ頼みたいことがある」
「先生のお願って、まともだったことがねぇんだけど?」
ナルトの目は、驚くほど冷静だった。茶化すような甘い砂糖を表面に塗った冷たい氷。そんな表情ができるようになったなんて、素晴らしい成長ぶりだと変なところで感心する。
「俺ね、引退しようかなぁって思ってる」
「っ!」
「先生っ!!」
「とはいっても、前線から退くだけだよ。里の待機組としてアカデミー教官でもさせてくれる?」

幸せな日々を追いかける毎日というものに少々飽いた。
サスケを追いかける必要もなくなった日々、外に出て行こうという気力も随分と薄れた。
何を望むか?
自分に、そして周囲に。
何ができるか?
自分が、周りのために。
悶々と考えて、たどりついたのは後進育成だった。自分の技術を後世へ伝えることはきっと里の役に立つだろう。
引退の建前として、これほど素晴らしいものはそうそうないだろうという美辞麗句を並べたて、カカシはナルトからアカデミー教官として里に居続ける許可を得た。

「誕生日、だからしゃーねーってば」

「ありがとうね、ナルト」

サスケがいる里を離れたくない。
カカシの結論はひどく単純な一点によるものであった。
咎人として籠の中の鳥となったサスケとともにいること。
カカシは、ただそれだけを熱望した。

「ナルト、俺はね、きっとサスケに恋なんてしてないよ。多分、もっと薄汚い、利己的で打算的な感情しかもっていない。でも、そんな人として最低かもしれない感情でも、一人の人間に向けられるというのは素晴らしいことだと思うんだ。サスケは、里を抜ける前、俺にその一部を向けてくれた。その時、「はたけカカシ」という人間は生まれ変わったんだ。今のこの、先生にね。素晴らしいだろう。サスケは、俺の独占対象だ。子が親を求めるように、これは自然なことなんだよ」

だから引退するのだと、笑顔で言ったカカシに、俺達すらいない世界なんだね?とナルトとサクラは寂しそうに言った。




お前たちがいないんじゃないんだ。
俺とサスケしかいない世界なんだよ。

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