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常に帰りたいと喚き続けてる、実験器具の支配する狭い空間に囚われた逃亡者。
読書とネットが趣味という超インドア派。
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昨年は本当にありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。(三つ指ついて御挨拶)

2011年ですね。卯年です。今年もカカサスとサスケ君とのんたんを追っかけることを誓います!!

朝からおせち食べて着物着て初詣行ってユニクロ行ってきました(最後(笑))
ユニクロね!想像以上にTシャツの柄がよかったよ!とりあえず、一番汎用性高そうなやつを1枚買いましたが、あのどうみてもナルサスにしか見えないペアTシャツの購入を真剣に検討中です。で、おまけのDVDジャケットがサクラちゃんだったもので思わず「これって選べないんですよね?くじとかどうでもいいんで、選んじゃダメ?」と聞いてしまいました。お姉さんがいい人で2択にしてくれました。とりあえず、サスケ君を速攻でセレクトしました(笑)
正月早々これかよっ!!
着物で買いに行ったから、相当悪目立ちしただろうなぁとは自覚してます。あのお姉さん、ありがとうございます。

最近、サンホラとようやく手に入れたブリーチ声優によるOP&ED集を聞いてるんですが、もりたさんが想像以上にうまくてびっくりです。のんたんは相変わらずすっかり地声です。すごい。





未来ねつ造。
ダメダメ友情なナル&サスなカカサスな3行ssです

今年1番の教訓はどうやら「酒は飲んでも呑まれるな」になりそうだとナルトはごちた。目の前には、自分の術の名前そのままな足取りで壁にぶつかりながら帰宅途中の同期が一人。ちなみに、年末からぶっ通しで続けられていた宴会からの帰り道である。サクラやいの、ヒナタなど女子連中は除夜の鐘を聞く頃に早々に帰宅し、家のあるキバやシカマルあたりも宴会時間が24時間を超える直前に席を立っていた。そのため、丸々二日にわたってナルトと飲み明かしたのは、顔だけは三日見ても飽きないだろう美形のライバル一人であった。サスケも酒は嗜んでいるが、ナルトは正真正銘のザルである。床に転がっている一升瓶を数えることが面倒になる程度には二人で空けた結果、サスケは正月早々すっかりできあがってしまったのだ。
「サスケー、つかまれってば」
「っるせぇ~」
「さっきからぶつかってばっかじゃんか」
そのお綺麗な顔に青あざでも作らせようものなら、自分が確実に女性陣からの罵声をもらうことが容易に想像しているナルトである。サクラあたりに知られようものならば、サスケと同じように青か赤い色に顔の一部が染まることだろう。こういう時ばかりは、自身の容姿に価値を見出していないサスケが恨めしくなる。とりあえず、大きな傷を作る前に手を貸そうと心に決めて、サスケに注意を払う。サスケはナルトの少し前傾姿勢になりつつ上半身を左右に揺らしながらあぶなっかしく歩いている。足は水の上でも歩いているように時折滑った。
「サスケ―、てめ、飲みすぎだってばよ」
「そうかよぉ、ウスラトンカチがうっせぇなぁ」
「お前が酔いつぶれたりしなけりゃ、んなこといわねぇってばよ」
そりゃ、珍しいけどさぁとナルトは口の中で付け加える。二人とも里屈指の上忍といわれて久しい。手本となるような毎日をと数少なくなった上司連中からも口を酸っぱくして言われている。そのため、二人とも常はキバが感心するほど節制した毎日を過ごしているのだ。特にサスケはその傾向が強く、醜態どころか酔った姿すらあまり人前に晒さない。

がしゃん

「ったく、言わんこっちゃないってば」
「っせー」
ブロックの破片に足を取られ、サスケは勢いよく前につんのめった。ナルトが強引に腕を引っ張ったため、地面と接吻する自体は避けられたが、足をからませてこけてしまった。
「なぁ、サスケー」
「んだよ」
「ほら、立てっか?」
「…悪ぃ」
どうやら一度こけたことで、足から力が抜けたらしい。酔っ払いの世話なんて久しぶりだ(しかもサスケだなんて!)と思いつつ、ナルトはしゃがんでサスケに背を向けた。一瞬戸惑ったような気配がした後、熱い塊が背中を覆った。耳元の酒臭い呼吸音を確認して、ナルトは立ちあがる。
「寝るなよー、死ぬぞー」
「死なねぇよ」
「へーそうかよ」
心持ゆっくりめに歩を進めながら、ナルトはサスケが寝オチするのを阻止するよう努める。サスケが自分以外の誰かの背中で寝るなんて許さないだろう嫉妬深い人間がいるのだ。
「お前さー、正月に家空けてよかったのかよ」
「んでだよぉ」
「先生、帰ってきてんだろ?一緒に過ごさなかったんだ」
「…」
沈黙。
しかし、ゼロ距離にいる人間の、しかも親友兼ライバルの思考である。
「んだよ、喧嘩かよ。かっちょ悪ぃ」
「うるせぇよ、ナルトのくせに」
「さっさと仲直りしろよ」
ナルトは、正直、正月そうそうなんて貧乏くじを引いたんだとため息をつきたくなった。今年は、初詣でおみくじを引くのはよそうと心に決める。間違いなく、恋愛面の欄には『巻き込まれ注意』と書かれているだろう。
俺ってなんていいやつなんだろうと、ナルトは左に曲がる。サスケが息をつめた。
「ナルト」
「なに?」
「俺んち、さっきの角を右」
「あっそう」
「ナルト」
「なに?」
「…なんか奢る」
それが素直ではない親友の精いっぱいの感謝の言葉だと知っているから、ナルトは少し気分を浮上させた。


二人の元上司のアパートまであと五分。
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